Sunday, April 5, 2009

現代日本の女性雑誌の歴史(初歩的な)


女性雑誌とは、女性を主な購買層と想定している雑誌の総称である(Wiki「女性週刊誌」)。現代日本で女性雑誌の流行はウーマンリブ運動と国際婦人年(1975年)の影響に受けられたそうだ。1970年代末、クロワッサンとMOREという雑誌が創刊されたのは女性の自立志向を表現した雑誌であった。その二つの雑誌は80年代半、新しい生き方や自立への言及があまり見られなくなっていっでも、女性の自己主張が表現されるつもりだったそうだ。

実はクロワッサンとMOREは、1970年代創刊されたan・anとnon・noを読していた読者が次に読む雑誌として作られた。クロワッサンとan・anは同じ平凡出版(現マガジンハウス)から、MOREとnon・noは集英社から出版されていた。編集者も同じだったことからクロワッサンとMOREは基本的にはan・anとnon・noと同じような誌面の作り方であった。クロワッサンやMOREにより、女性の自己主張が表現されたものと思われたが、実は一足先に出版されたan・anやnon・noにおいて、すでに新しい形の女性の自己主張が確立されていたのだった。そちらもみていく必要があるだろう。

No comments: